我が家の荷物が増えてくると、捨てるのはもったいないけどしまうところもないなぁ…と思い、そろそろ物置でも買おうかと考え始める方が多いようです。
実は物置には様々な種類があることをご存じでしょうか。
- 収納庫(小型物置)
- 断熱物置
- 中型物置
- 大型物置
- 縦長大型物置
- シャッター物置
などなど…。それぞれの違いは名前を見ればすぐに分かるかと思いますが、ちょっぴり気になるのが「物置」と「収納庫」の違いについてです。私もこの2つの言葉をなぜ一々使い分けるのか?と、当初は気になっていました。
物置の違いについてと、どっちの方がDIYにオススメか…について書いていきます。
収納庫と物置…何が違う?
収納庫は小型物置と呼ばれることもありますが、収納庫と物置には部材の時点で明確な違いがあります。ちなみに辞書の意味は以下の通りです。(weblio辞書より)
- 収納庫…収納用に使われる小さな部屋(あるいは奥まった所)またはキャビネット。
- 物置…物を格納する部屋。
このように、小さな部屋のことを収納庫と呼ぶことがわかりますね。収納庫は物置のうちの一つではありますが、「収納庫」には物置にはない大きな特徴があります。
収納庫の特徴とは?
引用:イナバ物置デジタルカタログ
収納庫の最大の特徴は、柱がないということです。
物置と違って収納庫はまさに “箱” といった感じです。よくよく見てみると、側面パネルは1枚、屋根も1枚、床も1枚、背面パネル数枚という風に組み立てられていることが分かります。小さい収納庫でも、大きい収納庫でもこれは変わりません。
これら収納庫の特徴は、大きくなると強度を保てなくなってきてしまうものです。そのため、一番大きい収納庫でも0.5坪~0.8坪くらいですね。
また、パネルや柱などの部材がないので値段も物置に比べて安く、床板に高さを調節できる足がついていることが多いため、基礎の水平出しがDIYでも比較的簡単に出来るでしょう。さらに扉が引違いになっているので、左右のどちらからでも荷物を入れやすくなっていることも特徴の一つです。
唯一の難点は、大きい収納庫の場合、屋根が重すぎて一人では持ち上げられないということですね…笑。パネル1枚が大きく、肩より上に持ち上げなければならないので、腕っ節に自信がないなら施工は2人でやった方が安心です。
イナバ物置 シンプリー MJX-219EP【長物収納タイプ】収納庫
物置の特徴とは?
引用:イナバ物置組立説明書
物置の特徴は、収納庫にはないところです。
構造的には柱で枠組みがなされていて、柱と柱の間をつなぐようにパネルが設置されているので強度が高いです。屋根材も複数のパネルを重ね合わせるように施工するので、上からの負荷にも強いと言えるでしょう。
また、物置には便利なオプションが豊富に揃っています。
- ガラス窓・網戸
- 結露軽減材
- 採光窓
- 小窓パネル
- 換気扇・ガラリ
などなど…。金額はその分増えてきますが、中に入れるものによっては結露してほしくないときもあると思いますので、オプションをつければ自分なりの物置に出来ます。大きな収納庫はないので、たくさんの荷物を入れたいなら必然的に大型物置になりますね。
収納庫と物置の違いまとめ
収納庫…価格が安い。施工が簡単。オプションが少ない。小型のものしかない。扉が引違い又はドア型。
物置…強度が高い。施工が少し大変。オプションが豊富。大型のものがある。扉は連動して片側に動くタイプが多く、大きいサイズでは両開きになる。
屋外にDIYで建てるならどちらがオススメ?
どちらの方がオススメかという点については、もともと収納庫も物置も屋外に建てるのが普通なので、強度や耐用年数的にはどちらを選んでも問題ありません。
狭いところに設置する場合やとにかく安くて小さいものが欲しいのであれば収納庫がオススメですが、そうでない場合は物置から選んだほうが大は小を兼ねるので良いかと思います。しかし、DIYで建てる際に気にするべきなのは自分で組み立てられるかどうかという点です。
ぶっちゃけ物置の組み立て方なんてボルトを順番通り繋いでいくだけですから、説明書を読みながらやれば誰でも出来ると思います。ただ、個人的に私がいつも気にしているのは「基礎の水平出し」がしっかりやれるのか…ってことです。
これは収納庫が圧倒的に簡単です。
先程も述べたように「収納庫」は床板パネルが1枚な上に高さ調節用の足がついていて、床の上からネジを回すだけで高さが調節出来るという非常に便利な代物なんですね。
引用:イナバ物置デジタルカタログ
収納庫なら水平器をパネルの縦横に当てながら調節するだけでDIYで作れますね。
水平が上手く出せていないと、すぐに扉の開閉時に突っかかるようになったり、鍵がしまらなくなったりするので、水平出しは非常に重要な工程になります。
さいごに
じゃあ物置は…?というと、床板パネルを複数枚繋げていくので調節機能はありません。
床板を置いてから水平の調整はもちろん出来ませんので、ブロックを置いてある状態で既に水平を出さなければなりません。
つまり、4隅にピンを打って糸を張り、レーザーなどを使って水平を出した後、セメントを使ってブロックを水平の状態にしなければいけないということです。これは素人のDIYではほんとに難しいと思います。
ということで、よっぽどDIYが好きで慣れている人なら大丈夫なのですが、費用を浮かせるために自分でやる予定の方なら収納庫の方がオススメ!ということでした。大型の物置は素直に業者に作ってもらったほうがいいかもしれませんね。