マキタのバッテリーが充電できない?寿命か故障か確認する方法

近年の電動工具は非常に便利で、充電式の工具でも作業に全く支障がないくらいのパワーがあります。

電動工具の各種メーカーの中でもマキタは本当に優秀で、プロでもDIYでも愛用している方は多いのではないでしょうか。ところがそんなマキタのバッテリーも、いざ充電しようと思ったらなぜか充電が出来ない…なんてことがあるのです。

せっかく高いお金を出して買ったのに不良品だったら最悪ですよね。しかし、マキタのバッテリーをたくさん見ていてわかるのですが、不良品ではなく寿命を迎えている可能性は十分にあります。

バッテリーが寿命なのか、それとも不良品なのかについてチェックする方法や、充電式のバッテリーで勘違いしやすいことについても解説します。

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マキタのバッテリーには寿命がある

まずはじめに、マキタに限らずバッテリーには必ず寿命があります。

寿命の目安は購入してから何日経ったかではなく、「何回充電したか」の方が重要になってきます。そのため、使い方によっては3年経ってもまだ大丈夫ということもあれば、1年も持たずに寿命を迎えるということもあります。

ただ、新しいリチウムイオンのバッテリーであれば、ニカド電池やニッケル電池と違って継ぎ足し充電をしてもあまり問題はありません。充電回数だけでなく、「どれだけ使用したか」というのも考慮する必要があります。

 バッテリーの充電回数は大体150回~250回程度で寿命が来ると言われる。低めに見積もっているだけで実際はもっと出来ることも多い。

バッテリーの寿命は1年持たない?

バッテリーはその使用する電動工具によって消費具合が大きく異なります。

「買ってまだ半年で充電できなくなるとか不良品!」

と、ついつい言いたくなってしまう気持ちはわかりますが、毎日バッテリーを限界まで使って充電していれば、それくらいで寿命になってもおかしくないというわけです。

毎日のように電池が空になるまで使って充電していれば、充電回数は半年で160回になります。もしそれを大きく超えていると思ったら寿命の可能性も出てきます。もちろん個体差があるので、まだ使えるバッテリーもあれば早めにダメになるときもあるのです。

バッテリーがダメになる前兆はあるの?
寿命で壊れる場合でも、いきなり充電できなくなることはあります。気づかない人もいるかと思いますが、フル充電してもすぐ電池が空になってしまったり、最初の頃よりパワーが落ちているという感覚があることも多いです。

マキタのバッテリーはすぐ壊れるのか?

では、結局1年間も持たないのが当たり前なのか?というと、そんなことはありません。「マキタのバッテリーは買ってからすぐ壊れた」というレビューも中にはありますが、純正のバッテリーであれば壊れやすいということはありえません。

なぜすぐ壊れるという人がいるのかについて説明すると、「すぐ」の感覚は人によって全然違っていて、1年以上経っているのにすぐ壊れたという人もいるからです。

そしてすぐ壊れたと言う人の中でも特に多いのがコードレス掃除機をメインに使っている人です。マキタのコードレス掃除機は軽くてパワフルで、値段も比較的安めと主婦の方にも人気なんですよね。

 

ところが、掃除機というのは想像しているよりも大きく電池を消費してしまうのです。例えば、標準セットのバッテリーなら10分~20分も使えば電池は空っぽになってしまうので、掃除好きの方なら毎日1,2回は充電してもおかしくありません。それほどの使用頻度であれば、バッテリーが1年間持つことは少ないでしょう。

さらに一般の人は充電式のバッテリーのことになど関心がないため、通常の家庭用掃除機と同じ気分で5年くらいは使えて当たり前と思っている人もいます。そういう背景があることからも、バッテリーがすぐ使えなくなると感じる人は少なくないかもしれませんね。

しかし、バッテリーは消耗品であり、一年間も毎日がっつり使えば壊れて当然なのです。

逆に言えばコードレス掃除機でも一週間に数回とか、DIYの工具で使うだけなら1年で壊れることはそうそうないと思います。実際に私は結構な頻度でインパクトドライバーを使っていましたが、2年間経っても全く問題なく使えています。

もしバッテリーが寿命だと思ったら、ぜひバッテリーだけを購入してくださいね。本体を使いまわせるのがマキタの電動工具のメリットですし、既に寿命と分かっているのにショップに問い合わせるのは時間と送料がもったいないですよ!

 単品で購入するなら、容量の大きいバッテリーにすると長時間使えてお得です。14.4Vなら「BL1460」、18Vなら「BL1860」にしましょう。ただし、古い電動工具の場合は互換性があるかどうか注意が必要です。

バッテリーの寿命か故障かをチェックする方法

ただ、本当に極稀に不良品のバッテリーもあります。

ここまで色々とバッテリーについて説明してきましたが、もし持っているバッテリーが購入して1回目なのに充電できないのであれば確実に不良品です。

そのような場合はバッテリーか充電器かどちらかが壊れているので、必ずマキタの営業所に直接持ち込まずに “購入したショップに” 対応してもらいましょう。

ちなみに差し込み式のバッテリーの場合は、充電器への押し込みが足りていないだけのことがあります。このタイプ(↓)の差込口は意外と固くて、軽く置くだけでは反応しないんですよね。

そしてバッテリーの寿命かどうかをチェックするための「バッテリーチェッカー」というアイテムがあります。マキタのバッテリーにはICチップが埋め込まれていて、どのように使われていたのかや、どれだけ充電したかなどが簡単にわかるようになっています。

しかし、バッテリーチェッカーはおそらく市販されていませんので(というか普通はいらない…)、これを持っているところで調べてもらうしかありません。

マキタの看板を掲げているようなショップに行けばチェックしてくれると思いますが、他店で購入したもののチェックに行くだけでは嫌な顔をされるかもしれないので、「壊れたっぽいので悩んでいるからチェックして欲しい」という雰囲気を出しながらチェックしてもらい、「もう寿命ですねえ」なんて言われたらそのお店で買うようにするのがベストではないでしょうか。

バッテリーチェッカーを持っているところならまず修理もやっていますし、寿命か故障かわからなくて悩んだらお店に持っていくのが一番というのが結論でした。

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