電動工具は充電式と電源式(AC100V)のどっちがおすすめ?それぞれのメリット・デメリット

電動工具を購入する際に、必ず迷うのが充電式にするか電源式(AC100V)にするか…ってことですよね。特に普段使わない人からしたら、何がどう違うのかわからないかと思います。

実は最近の充電式の電動工具はかなり高性能になってきているので、現場の職人たちも充電式を持っている方がほとんどなのです。

しかし、充電式には使いやすいというメリットだけでなく、デメリットがあることも事実!電動工具の種類や使う人によっては、電源式の方が良いことも普通にあるんですよ。

電動工具は充電式と電源式のどちらがおすすめなのか?それぞれのメリットとデメリットを添えて解説いたします。

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電動工具は充電式の方が便利?

普通に考えると邪魔なコードがない充電式はとても使いやすいです。
まずは一般的に共通と思われる充電式と電源式のメリット・デメリットをまとめてみました。

充電式のメリット

  • とにかく使いやすい
  • コンセントを必要としない
  • どこでも気軽に使える

充電式のデメリット

  • 価格が高い
  • バッテリーが切れると使えなくなる
  • 単純にパワーが弱い
  • トルクに粘りがない(高負荷に弱い)

充電式はめちゃくちゃ使いやすいんですが、とにかくバッテリーの値段が高いことがデメリットです。しかし、作業のしやすさというのは、効率よく作業をする上で非常に大事なことです。

電源コード式のメリット・デメリット

電源式(AC100V)のメリット

  • 価格が安い
  • パワーがある

電源式(AC100V)のデメリット

  • 電源を探す必要がある
  • 高所や不安定な足場などでは使えない
  • コードが邪魔で使いにくい

電源式は価格帯が安いのが一番のメリットです。

しかし、マキタはバッテリーが使いまわせるため、バッテリーさえあれば本体のみを買って節約することが可能とはいえ、電源式の工具本体よりもバッテリーの方が高いこともあるくらいですから、全て充電式で揃えようと思うと費用がドンドン膨らんでいきます。

また、電動工具のバッテリーは容量が減るとパワーも落ちていきますが、電源式は安定して長時間の作業が可能です。

電源式は電圧が100Vあるので基本的には充電式よりもパワーがあり、高い負荷がかかったときでも回転数等が落ちにくいと言えます。逆に電源式の方が良い電動工具もあるので、むやみに充電式を揃える必要はないんですよね。

つまり、電動工具によって充電式と電源式を使い分けるのが一番なんです!

充電式がおすすめの電動工具とは?

充電式の方が良い電動工具は、あちらこちらと色々な場所で移動して使うものです。

例えば、インパクトドライバーのようなネジを締める機械はどこでも使いますよね。柱を固定するときなどは最低でも上下にネジ締めをしますし、重たい家具を組み立てるときには自分が家具の裏に回ったり表に回ったりするはずです。

そういう場合はコードがあると邪魔で仕方がありません。また、作業中にすぐ使いたくなるような電動工具も充電式の方がオススメですね。

 

必ず充電式にする電動工具

  • インパクトドライバー
  • 他、ドライバー関連の工具

充電式の方がおすすめの電動工具

  • ブロワー
  • マルノコ
  • ジグソー
  • レシプロソー
  • マルチツール
  • ディスクグラインダー

電源コード式の方がおすすめの電動工具

一般的な視点からみて、使うタイミングが決まっているものは電源式がオススメです。

しかし、金額に関することを考慮しない場合、電源式にするべき工具は人によって異なります。

例えば「ディスクグラインダー」の場合は屋外のコンクリートをたまに研削したり、金物のバリ取りをするくらいの使い方なら充電式の方が便利ですが、長時間続けてたくさんのものを切断・研磨する人にとっては電源式の方がいいんですよね。

同じく「ハンマードリル」も、コンクリートのはつり作業が多い人にとっては充電式のパワーは心許ないですし、逆にアンカーの穴あけくらいにしか使わないなら充電式の方が便利です。

最近の充電式は電源式にも劣らないパワーがあるとはいえ、高負荷がかかりやすいものや力が必要になる工具は、作業が安定性する電源コード式の方が安心です。

 

あえて充電式にする必要はない電動工具

  • ハンマードリル
  • スライドマルノコ
  • 生垣バリカン
  • コンクリートバイブレータ

充電式or電源式のまとめ

まとめ

  • 長時間使う電動工具は電源式にする!
  • 様々な場所でこまめに使う工具は充電式がオススメ!

充電式にするべきか、電源式にするべきかまとめて見ましたがいかがでしょうか。

理屈的には電源式の方が力があるように感じますが、電動工具の “中身” が違えば性能は全く異なるので、絶対に100Vの電源式の方がパワーがあるとは言えません。

自分が使っているところを考えてみて、別にコードがあっても問題ないと思えば充電式にする必要はなく、逆に電池切れが心配なら電源式の方を選ぶべき…ということでした。

お金に余裕があれば、全て充電式にしてもいいのではないでしょうか。

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